2007年6月30日土曜日

スーパーコンピューター

17年ほど前になりますが、スーパーコンピューターのアジアの(と言っても当時は日本中心でしたが)販売戦略、製品マネージメントを外資系メーカーで担当していたことがあります。当時は富士通、NEC、日立の3強で、ひとつの頭(単一のプロセッサー)での最高計算速度を競い合う状況で、いくつかの頭を使い計算能力を出す戦略の弊社は単体能力ばかりを注目する社会にあって、苦戦しました。営業部門は非常に苦労した時です。それではと上司とアメリカの開発責任者のトップへ単体能力で日本メーカーのスパコンに対抗できる計算機の開発を要請しにいきましたが、理解は示したものの結局戦略転換はしませんでした。実際は内部で開発プロジェクトは動きましたが中座。最近ではパソコンでも頭が二つ(Dual Core)が当たり前になり、この記事のスーパーコンピューターは頭が88万4736個もあります。計算能力は最高3ペタフロップス(10の15乗)、当時の100万倍です。単体能力ではなく、システム全体として性能を評価する時代で昔のハードウェア技術偏重の時代からすると隔世の感があります。最高速の計算を要求されるバイオの世界、シミュレーションの世界で活躍を期待しています。

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